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スタジオジブリの映画『ゲド戦記』や『コクリコ坂から』を手がけた宮崎吾朗監督が、ジブリを離れ、
初のテレビアニメシリーズに挑んでいることが30日、わかった。タイトルは『山賊の娘ローニャ』で、
NHK・BSプレミアムで今秋放送開始予定。作品の顔である「題字」を任されたスタジオジブリの
鈴木敏夫氏は「吾朗君がジブリと親父(宮崎駿氏)の元を離れて何をやってのけるのか?
その一点に関心があります。それを薦めたのは、誰あろう、この僕だったし」と明かす。

原作は、『長くつ下のピッピ』で知られるスウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの
ファンタジー小説『山賊のむすめローニャ』(訳:大塚勇三)。ジブリで何度も映像化が
検討されていた企画だったという。今回、ジブリは制作協力という立ち位置で、制作は
NHKエンタープライズ、アニメーション制作は国内を代表するCGスタジオの一つ、ポリゴン・
ピクチュアズが担当。

吾朗監督は「『山賊の娘ローニャ』は少女の成長物語であるだけでなく、親子の愛と成長、
仲間との絆の物語でもあります。子どもから大人まで、みなさんで楽しんでもらえる作品を
目指しています」とコメントしている。

物語の舞台は、中世ヨーロッパ風の世界に広がる雄大な森。その森の巨大な古城に暮らす
山賊マッティスの一人娘として生まれた主人公の少女・ローニャは、父、母、そして山賊仲間たちの
愛情を一身に受けながらすくすくと成長し、ある日、一人で森に出ることを許される。初めて
足を踏み入れた森には、不可思議な生き物たちが棲んでいた…。自分の力で、時には
両親の助けを借りながら、徐々に森で生きる術を学んでいくローニャ。そして、ビルクという名の
少年と出会う。

シリーズ構成は、2011年に同BSプレミアムでアニメ化された『へうげもの』と同じ脚本家の
川崎ヒロユキ氏。今作では、ローニャという一人の少女の成長を通して、子どもたちの
未知なるものへの憧れと成長の喜び、子の成長を願う親の愛情、親子の葛藤と和解など、
家族の物語を描いていく。

制作統括の柏木敦子チーフプロデューサーは「宮崎監督が描くローニャは、最新のCGで
ありながらどこか懐かしく、生きる力にあふれていて、見る人を魅了します。新しい名作が
まさに生まれる瞬間に立ち会っていると、確信しています」と期待を寄せている。

ORICON STYLE
http://www.oricon.co.jp/news/2033555/full/

山賊の娘ローニャ
http://www9.nhk.or.jp/anime/ronja/
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